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EXHIBITIONS

Annual vol.1 – Imaging –

THE POOLは、アーティスト4人による展覧会「Annual vol.1 – Imaging –」を開催いたします。

既成のシステムや装置をもちいて、人間の身体性と表現主体のありかを問いなおす作品を多く制作するやんツー。

身近にある既製品などのモチーフを透明アクリルで真空成形し、その型の中に異質なモチーフを封入することで互いの特性を曖昧にしてみせる彫刻作品「metaraction」シリーズをはじめとした作品群で知られる永井天陽。

雑誌や広告、インターネット上の画像など、身の回りにある既存のイメージを用いて日本画や絵画の枠組みを問い直す前畑 裕司。 

日本画で用いられる素材で「ことば」や「文字」の断片を描き、それらがもつ表象的なイメージと視覚的な効果の関係性を提示する亀川果野。

本展は、上記4人のアーティストの新作を含めた作品群を通して、既存の枠組み/制度を問い直す方法を視覚化するインスタレーションとなります。

期間中は、広島で初開催されるHAGW(Hiroshima Art Galleries Week 2023)とも連携します。

是非ご高覧ください。

Annual vol.1 – Imaging –

やんツー、永井天陽、前畑 裕司亀川果野

会期:4月29日(土・祝)〜5月20日(土)

開館時間:14:00-19:00

休館日:日・月・祝  HAGW会期中は月曜以外OPEN

入場料:無料

主催:THE POOL

協力:rin art association、HARMAS GALLERY、Hiroshima Art Galleries Week 2023




ARTISTS



やんツーyang02

1984年、神奈川県生まれ。美術家。セグウェイが作品鑑賞する空間や、機械学習システムを用いたドローイングマシンなど、今日的なテクノロジーが組み込まれた既製品、あるいは既存の情報システムに介入し、転用/誤用する形で組み合わせ、インスタレーションを構築する。先端テクノロジーが持ちうる公共性、政治性、又は人間との関係性を考察し、作品をもって批評する。菅野創との共同作品が文化庁メディア芸術祭アート部門にて第15回で新人賞(2012)、同じく第21回で優秀賞(2018)を受賞。近年の主な展覧会に、「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(森美術館、東京、2022)「遠い誰か、ことのありか」(SCARTS、札幌、2021)、「DOMANI・明日展」(国立新美術館、東京、2018)、「Vanishing Mesh」(山口情報芸術センター[YCAM]、2017)、あいちトリエンナーレ2016(愛知県美術館)など。contact Gonzoとのパフォーマンス作品や、和田ながら演出による演劇作品「擬娩」での舞台美術なども手がける。

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永井天陽|NAGAI Solaya

1991年埼玉県生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了。ものや出来事へのささやかな疑いをきっかけに、人が無意識に抱いている感覚や常識、認識への問いをテーマとしている。アクリル材、剥製、既製品など様々な素材を用いて、ものを認識するための境界が多重に存在する彫刻作品を制作。近年は、工業製品の製造過程に用いられる技術や、大量生産されている安価な素材などに着目し、作品へ取り込む試みを続けている。自身の感覚的な要素に対し、どのような素材・技術を掛け合わせることで「まだ誰も見たことがないもの」を形作れるのか、表現の探求を続けている。主な個展に「ぬるまるつぼ」HARMAS GALLERY(東京、2021)、「フープとホール」THE POOL(広島、2021)。グループ展に「でんちゅうストラット—つながる彫刻—」平櫛田中美術館(東京、2021)、「群馬青年ビエンナーレ2021」群馬県立近代美術館(群馬、2021)など。
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前畑 裕司|MAEHATA Yuji

1986年愛知県名古屋市生まれ。雑誌や広告、インターネット上の画像など、身の回りにある既存のイメージを用いて制作を行う。近年は「JAPANESE PAINPING?」というシリーズにて、日本画や絵画の枠組みを意識させるような作品を発表している。 2020年神宮前原宿にて友人と「ニュースペース パ」をオープン。不定期に企画展示やイベントを開催している。 主な展示に「床の間に松」 (Gallery FINGER FORUM / 2019年、愛知)、「今年最初に見せたい絵2022」 ( gallery TOWED / 2022年、東京 )、SOUVENIR ( gallery N / 2021年、愛知 )などがある。

亀川 果野|KAMEGAWA Kano

1996年生まれ、広島在住。広島市立大学大学院 芸術学研究科博士前期課程修了。日本画で用いられる素材で「ことば」や「文字」の断片を描き、それらがもつ表象的なイメージと視覚的な効果の関係性を提示する作品制作に取り組んでいる。主な個展に「Letter for images」(THE POOL、広島、2022)、「文字についての試行」(広島芸術センター、広島、2022)などがある。