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EXHIBITIONS

大江里実| さかむけと太陽 

このたびTHE POOLは、2023年3月14日(火)〜 3月31日(金)まで、大江里実(1999年-)の個展「さかむけと太陽」を開催いたします。
大江は彫刻作品や映像作品などをもちいて、神話に登場する人物や身近な人物の「肖像」の制作に取り組んできました。

近年は「自然」と「人」のあいだにある普遍的なものとその関係性、そして造形された彫刻に対して発生する人々の「祈り」という現象も大きなテーマとしています。

卒業制作展では巨大な「ゴリアテ」の石彫に投石する映像を含めた作品を発表し、その批評性と表現力の秀逸さが話題となるなど、注目を集めているアーティストです。

本展のタイトルでもある版画のセラミック作品《さかむけと太陽》は、大江が強烈な生の瞬間を発見した際に誕生した作品であり、本展はこの作品を含んだ石彫作品やセラミック作品で構成されるインスタレーションとなります。

目まぐるしく変化する現代社会において日常をありのまま眼差すこと、そして社会への静かなファイティングポーズの必要を投げかける大江の作品群を、ぜひこの機会にご高覧いただければ幸いです。

さかむけと太陽 -Lucky old Sun-
どのくらいの時間、氷を握っていて肩に溶け出したのか。
この人はどんな気持ちでいたのだろうか 。
普遍的な感覚のなかに、わからないことを想像させる引力がそこにはあった。
しばらく眺めていると、中指に小さな「さかむけ」をみつけた。
誰にみせるためでもなく可視化するこのさかむけが、 わたしには光ってみえた。
大江 里実



大江 里実| Satomi Oe

1999年 福岡県生まれ

2022年 広島市立大学芸術学部彫刻専攻卒業

2023年 広島市立大学大学院芸術学研究科博士前期課程在籍中



SOLO EXHIBITIONS

2021年 シナントロプス・ペキネンシス時代の快感(Unité/広島)


GROUP EXHIBITIONS

2022年     第25回広島市立大学卒業・修了作品展(広島市立大学/ 広島)

2019年 Taxasand Hiroshima Small Works Exhibition(広島芸術センター/広島)


AWARD | SCHOLARSHIP

2022年 修了作品優秀賞・買い上げ(第25回広島市立大学卒業・修了作品展)