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せんだまち手芸部 + Knitting’n Stitching Archives. 展

このたびTHE POOLでは、「せんだまち手芸部 + Knitting’n Stitching Archives. 展」を開催いたします。
広島市中区・千田町にあるTHE POOLで始まった「せんだまち手芸部」は、手芸を通じて人々が集い、語らい、手を動かす場として開かれてきました。

この活動は、アーティスト・宮田明日鹿が2023年にTHE POOLで「せんだまち手芸部」を5日間、開催し地域の方とともにはじまりました。
今回の展覧会は、宮田明日鹿が2017年より名古屋市港区で主宰している「港まち手芸部」の活動の中で出会った60代~90代の作り手7名が、人生を通して作ってきたものを掲載した書籍『Knitting’n Stitching Archives.』の刊行にあわせて開催されるものです。

会場では、同書に掲載された7名の作り手による多彩な作品群に加え、「せんだまち手芸部」」のメンバーが手がけた作品もあわせて展示します。
また、会期中はTHE POOLを「せんだまち手芸部」の活動拠点として開放し、訪れた方とメンバーがゆるやかに交流できる空間をつくります。

展示作品の一部は販売も予定。書籍も併せてご紹介いたします。

どうぞお気軽にお立ち寄りください。




せんだまち手芸部 + Knitting’n Stitching Archives. 展
会期|2025年6月3日(火)〜7日(土)11:00〜16:00
   定休日なし
主催・会場|THE POOL
画・協力|宮田明日鹿、港まち手芸部、せんだまち手芸部


宮田 明日鹿 / Asuka Miyata

三重県在住。ニット、テキスタイル、改造した家庭用電子編み機、手芸などの技法で作品を制作。
自分や他人の記憶を用いて新たな物語を立ち上げ、顧みることなく継承されてきた慣習や風習に疑問を投げかけている。近年では、手芸文化を通して様々なまちの人とコミュニティを形成するプロジェクトを各地で継続している。おしゃべりしながら編む手を動かし、様々な世代が学び合い、何気ない会話を交わすなかで、見過ごされてきた出来事や家のなかの事柄も社会と密接につながっていることを参加者自身が再認識する作業を試みている。
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近年の主な展覧会等に 国際芸術祭「あいち2022」、「名古屋×ペナン同時開催展:名古屋文化発信局」Minatomachi POTLUCK BUILDING(愛知)2021、「金石手芸部」金沢21世紀美術館主催「自治区 金石大野アートプロジェクト『かないわ楽座』」金石地区(石川)、2017-進行中「港まち手芸部」(愛知)などがある。



Knitting ’n Stitching Archives.』(ELVIS PRESS刊)について。

本書では、アーティスト・宮田明日鹿が2017年より名古屋市港区で主宰している「港まち手芸部」の活動の中で出会った60代~90代の作り手7名が、人生を通して作ってきたものを紹介しています。さらに、作り手のインタビューや、アーティスト・長島有里枝によるエッセイ、研究者・山崎明子の論考も収録しています。

子どものために作ったワンピース、教室に通いながら数年かけて完成させた刺繡、無心で手を動かしたレース編み、ありあわせの毛糸で作ったセーター……。家族や身近な人のために、そして自分のために作り、大切に保管してあったものたちから、私たちは何を受け取ることができるでしょうか。今を生きていくための技術である、「手芸」という文化、営みに触れる、普遍的な一冊です。